共有学習カード:芥川龍之介さんの小説「羅生門」

共有学習カードに、芥川龍之介さんの小説「羅生門」があります。
羅生門の全文読むことができます。

芥川龍之介さんの小説「羅生門」の内容

 ある日の暮方の事である。一人の下人《げにん》が、羅生門《らしょうもん》の下で雨やみを待っていた。
 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々|丹塗《にぬり》の剥《は》げた、大きな円柱《まるばしら》に、蟋蟀《きりぎりす》が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路《すざくおおじ》にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠《いちめがさ》や揉烏帽子《もみえぼし》が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。
 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風《つじかぜ》とか火事とか饑饉とか云う災《わざわい》がつづいて起った。そこで洛中《らくちゅう》のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹《に》がついたり、金銀の箔《はく》がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪《たきぎ》の料《しろ》に売っていたと云う事である。洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸《こり》が棲《す》む。盗人《ぬすびと》が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。

続きはドコでも学習にログインしてご利用ください。

利用の仕方

1.ドコでも学習にログインする
ユーザー登録していない場合はユーザーの新規登録でユーザーを作る(無料)
2.共有学習の検索をし出てきたら利用するボタンをクリック
3.共有学習カードに作品が入っているので利用できます

前回からの続きから読める

小説が途中途中で区切られているので、途中で読むのを止めても、次回読む時はその続きから読むことができます。

2007年11月21日 10:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

【この記事に登録されているカテゴリ】
共有学習カード , 小説

【この記事に登録されているタグ】

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 共有学習カード:芥川龍之介さんの小説「羅生門」

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.dokogaku.com/manager/mt-tb.cgi/409

コメントする